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陽は中天を過ぎて 2nd season

第二人生。
ここから歩いていこう、
鮮やかな夕映えのなかを。
大丈夫、自分はまだ生きている。

2022.06.25 09:25

小さな一歩

歯が抜けた。いつ取れたのかわからない。食事をしていて、なんだか口の中の様子がおかしいな? と思ってよくよく見てみたら、虫歯になったのでごっそり削ったあげくに被せものをした、その歯がなくなっていた。いつなくなったんだろう。というか、なくなるまで、ここに被せものをしていたこと自体を忘れていた。先生は、食べちゃったんですかね、と笑いながら「保険で作り直せるようにな...
2021.05.04 10:01

芙蓉庵煎茶会

少し前からお煎茶を習い始めている。もう何年も前に誘われて出かけたお茶会で初めてお煎茶の席に入って以来、ずーーーっと心の片隅で気になっていたのだけれど、これまではあまりに忙しすぎて、とても手を出しかねていた。が、コロナを機にいくつかの習いごとをぱったり辞めたので、興味がふつふつと再燃。で、ようやく体験レッスンのできるお教室を見つけ、そのまま入会。今日ははじめて...
2021.02.24 14:00

めぐる春

大井町駅の北側の土堤に、今年も河津桜が花を咲かせた。ほかの桜たちにさきがけて春を呼ぶ、濃い艶やかな色。少女の面影を残した若い女性のような、思わず目を止めて見てしまわずにはいられない綺麗さ。よろこばしい春の兆し。
2021.01.03 10:00

三日暮れ

福茶淹れ 友の賀状を あらためる正月正月と言っていてもあっという間に三日も暮れて、ラジオをかけながら帰省の荷物を片付ける。お湯を沸かしてお茶でひと息。湯呑みに梅干しと昆布を入れてお茶を注いで、福茶のまね。ついでに大好物の市田柿を添えてみる。
2020.12.30 12:44

仕事納め

リモートワークで今年の年末の出社率は大幅に低下。がらんと広い執務室には両手に満たないくらいの人がぽつぽついるだけで、すでに休みに入った人たちの席の黒々としたモニター画面ばかりが存在感を放っていた。今日は朝から冷たい本降りの雨で、身体を縮こまらせながらの出勤だったけれど、お昼を過ぎる頃には雨も止んで日差しが出てきたので、当初の予定通り、神田明神へ年末詣に行くこ...
2020.10.03 11:15

心を洗う

暑い暑いと思っているうちにいつのまにか10月になって、家々の庭では百日紅がまだ夏の名残のように色鮮やかな花を咲かせているのに、ふと金木犀の香りが鼻をかすめたりする。
2020.08.09 10:15

これはもしや。

長かった梅雨が明けたなあと思ったら、とたんにこの猛暑で、三連休とはいえ日中はどこにも出かける気になれない。うとうと昼寝をして過ごしたあと、ぼんやりした頭で買い物に出かけた帰り、ふと空を見上げたら、こんな雲が浮かんでいた。羽を広げた鳥が二羽。上のほうの雲は尾を長く引いて、まるで鳳凰みたいだ。しばしの間、ぼけっと見つめて、はっとして写真に収めてみた。拡大してもう...
2020.06.20 08:28

夏の入口

日も傾きかけた午後、近所の神社に寄ってみた。今月末は夏越の祓なので、鳥居に茅の輪が取り付けられている。毎年のことなのに茅の輪の潜り方が思い出せない。いや、年に一度だから覚えられないのかも。看板の図をよーく見てから茅の輪を潜る。左に一回、右に一回。で、看板をよーく見たはずのなのにほんのちょっと歩くうちにすっかり忘れて、そのまま参道を進んでしまった。ほんとうはあ...
2020.05.01 03:58

花咲く前

今日は有休を取った。夏日の午後、窓を全開にして風を入れる。踏切の信号が鳴り、すぐ近くを電車がごとりごとりと重たい音を立てて通る。その振動で自分のいる部屋も揺れる。隣の家からテレビの音。電話でもしているのか、くぐもった話し声にときどき大きな笑い声が混じる。なんとも奇妙な4月が終わって、これだけ晴れあがっているのに屋内にいるのを余儀なくされる日々はまだ続く。一年...
2020.03.30 08:21

桜の土堤

大井町駅と品川駅の間には見事な桜の並木があって、毎年この季節には車窓からの花見を楽しんでいる。桜たちは今年も、この憂鬱な世情とは関係なくその花を咲かせていた。
2020.03.08 12:12

あかりを灯す

昨年末からの仕事がようやくひと段落して、ひさしぶりに気持ちの明るい週末。途中あれこれトラブルは起きたもののまずは大過なく終わらせることができたので、困ったときの神頼みでさんざん弱音を聞いてもらった近所の氏神さまと神田明神にお礼のお参りに行ってみた。寒空のもとの神田明神は、昨今のコロナ騒ぎの影響なのか、ふだんの週末に比べて人が少ないように感じる。お参りをしてか...
2020.01.05 13:43

そして今年も始まり

穏やかなお正月だった。毎日よく晴れて南向きの私の部屋は暖かく、今日なんか一月だというのに日中は暖房も要らなかった。たった1週間休んだだけなのに、もっと長いこと休んでいたような気がする。帰省したり母親の実家に行ったりと、あちこち出かけていたからだろうか。

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