横浜媽祖廟
明日からまた実家に戻るので、その前の息抜きにと少しだけ出かけてきた。
自分がここに来るときはだいたい落ち込んでいるときと決まっていて、ふだんはあまり好きではない人混みもここに来るときだけはなぜだか、まあそういうもんだよね、と受け入れることができる。街に満ち溢れる人々が、その雑踏が、なにかの力となって自分に戻ってくるような感じとでも言おうか、まともに歩くことのできないほどの混雑ぶりでもさして苦にならない。
長い長いお線香を香炉に手向け、異国風の拝礼をし、廟の奥に綺羅綺羅しく飾られた媽祖の像を眺めていると、ここ最近のことがほんとうにたった3か月の間の出来事とも思えず、なんだか呆然としてしまう。
苦しかった。
今までにないほど苦しかった。
や、過去形で語るにはまだまだ現在進行形なんだけれども。
なにをしても必ず、自分が思いもしなかった形で引っかかり、不恰好に一進一退を繰り返し続けて、ほとほと嫌になった。
けれども。
風が吹きすぎて、お線香の白い煙に煽られる。
さて帰るか。
勉強でもしよう。それでもう少しがんばってみよう。
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