目に映るものは

空があまりに深い青色をしているので、見ている自分まで青に溶けていきそうだった。

この目にうつるものがきれいなものだけだったらいいのに。
この耳にとどくものがやさしいものだけだったらいいのに。
世界はきれいなだけでも、やさしいばかりでもない。自分が優しくもなければ善良でもないのと同じことだ。
けれどいまはすこしだけつかれていて、すこしだけひとの優しさがほしい。

陽は中天を過ぎて 2nd season

第二人生。 ここから歩いていこう、 鮮やかな夕映えのなかを。 大丈夫、自分はまだ生きている。

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