54年の変化

11月に初雪が降るのは東京では54年ぶりなのだと、ラジオで言っているのを聞いた。
54年前の東京。
まだ高層ビルはひとつもなく、東京オリンピックは2年後で、新幹線もなかった。東京と大阪を結んでいたのは特急はと。大阪まで8時間もかかった。
うちには1954年初版の「汽車の窓から」という写真小冊子の復刻版があるけれど、これはその「はと」の車窓風景を撮影したもので、まだまだ戦後の空気を残した1954年当時には、列車の中から国会議事堂が見えたり、横浜を過ぎたばかりなのに藁葺き屋根の村があったり、いまやすっかりホテルで埋め尽くされた熱海も海に突き出た半島状の土地のあたりは緑に覆われていたりする。
古い日本とつながっていた昭和20年代が終わり、やがて迎えた昭和30年代は日本の風景を大きく変えた時代だった。
そこからさらに50年が過ぎて、さて私たちはどこへ到達するのだろう。

陽は中天を過ぎて 2nd season

第二人生。 ここから歩いていこう、 鮮やかな夕映えのなかを。 大丈夫、自分はまだ生きている。

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