呑気すぎる
今朝の地震のときのこと。
ちょうど朝食どきだったせいもあって、私はカップにたっぷり淹れたココアがこぼれないか、そればかりが気になっていた。手にしたカップをふうふうと吹いて、長く続く横揺れで微妙に気持ちの悪いなか、ココアを啜る。そしてなにごともなかったかのように朝食を終えた。
そういえば、いつかもこんなことがあった。
会社で大きな揺れが来て、みんなが「これ、大丈夫なのかな」と顔を見合わせているというのに、紅茶を淹れたばかりのマグカップを手にしてこぼれないようにひと口。
近くの家がボヤを出して、窓の外が白く煙り自分の部屋の中までだいぶキナ臭くなってきた時も、飲みかけの酎ハイをひと口。
我ながら、これってどういうことなんだろう。
東京では大きな地震は来ないとでもタカをくくっているのか。あるいは予期せぬ事態に備えて、まずは水分を取っておこうとでも無意識に考えてるんだろうか。
危機感がなさすぎやしないか。阿呆だなあ…
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