歌ってやる。

時々、上の階から謎の物音がする。
日曜の昼下がり、本を手にうつらうつらしているところに、今日もそれは聞こえてきた。
微妙にリズミカルなドスドスドスドスッという連続音。なんだか重量のある音で、身体に響く。まさかとは思うんだけどドラムでもやってる、んだろうか?… 
振動を伴う音は止まない。
ええ、そういうことなら私にだって考えが。
ということで自衛手段を発動。
窓を閉め、耳にはイヤホン。
そしてYouTubeでcali≠gariの映像を呼び出し、ひとりカラオケ状態。

イヤホンで聞くとベースが際立って聞こえるのが好き。そして耳に直接たたきこまれるボーカルの声。たまらない。
最初にこの人たちを好きになったのは10年くらい前。だんだんそのセンスについていけなくなって、持っていたCDもいちどは全部処分してしまった。
なのに去年の今ごろ、急に思い出してどうしても聴きたくなって、ネットを検索してみたら、動画があるある…
そして久しぶりに聞く声の艶っぽさ。
記憶していたよりもはるか艶のあるその声に惹かれすぎて、ひと月弱、食事がよく喉を通らなかった。というよりも、食べてる時間があるなら、少しでもその声を聞いていたかった。

思い返してもいったいどうしちゃったのよという感じだけれど、熱に浮かされたような日々はしばらく続き、おかげですこし太りかけていた身体もすっきり元どおりになれたというオチでした。

陽は中天を過ぎて 2nd season

第二人生。 ここから歩いていこう、 鮮やかな夕映えのなかを。 大丈夫、自分はまだ生きている。

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