研鑽

本降りの雨と言われていたのに、お昼前後は日が差して暑いくらいだった。
近所の神社では新天皇即位を祝うお神輿が出て、けっこうな賑わい。
ちょうど剣璽等承継の儀と朝見の儀のあたりで空が晴れるなんて、やはり天皇は天皇なのだと思わされる。人智を超えた存在がその後ろに控えているというか。
そのような方が「自己の研鑽に励む」とおっしゃった。
陛下ですら自己の研鑽に努める。
まして自分は。
怠惰に流れやすい自分だけれども、お言葉を聞いた時の、このぴりっとした気持ちを忘れないようにしたい。

そして夕方。
宮入りの時間は雨脚が強く、お神輿も中止になったかな… と玄関を出てみると、法被姿の人たちがまだ表の通りを行き来していた。
と、この大雨の中、大きな掛け声とともにお神輿がやってきた。
全身ずぶ濡れの担ぎ手さんたち。
おつかれさまでした。
誰しもによい時代となりますように。

陽は中天を過ぎて 2nd season

第二人生。 ここから歩いていこう、 鮮やかな夕映えのなかを。 大丈夫、自分はまだ生きている。

2コメント

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  • まゆり

    2019.05.01 14:29

    ここに越してくるまで、自分がこんなにお祭り好きだとは知りませんでした (^-^; 地元のおとなしい子ども神輿しか見たことのなかった自分には、この生き生きした大人のお神輿が新鮮でカッコよくて。写真、褒めてくださって嬉しいです。今日は傘をさしながらだったからちょっと難しかったんです。 上皇陛下(どうもこの呼び方は耳慣れなくて変な感じなのですが…)は、その努力とかお考えとかを表にはお見せにならず、自分たちはその懐にちゃんと包んでもらっていたことを後になって気づかされる、そんな感じがします。自分の直接の罪ではないことをずっと我が事として向き合うなんて、並みのことではないですよね。その真摯な姿勢の積み重ねが、日本を世界に繋いでくれているのでしょうね。
  • 2019.05.01 13:45

    お祭りお好きですね。とても華やかだ。いつか神田明神の祭りに出くわしたけど、江戸の祭りはド派手だなーと思って楽しんで見てました。画像も躍動感を感じさせてすごい。撮り方が慣れてますね。明仁上皇は日本の平和に寄与した方であると思っています。某首相より研鑽してきたんじゃないかな。父(敢えて書きますが)の罪を世界中を回って謝罪するにあたり、相手の立場に立って学ぶ人格がないとできない。