星空

たった39光年の距離に地球のような惑星が7つも存在する。
そのニュースには心が躍った。
はるか彼方の銀河にぽつりぽつりと点在するだけのSF的な存在だと思っていた地球型の惑星がまさかこんなに近くにあるなんて、想像したこともなかったのだから。
今まで発見されずにいたのが不思議な気がするけれど、そういうものなのかもしれない。広がる宇宙は知られていないことのほうが多くて、近いからといってなんでも見えるわけでもなんでも分かるわけでもない。
振りあおぐ夜空に7つの惑星たちの幻を思い描いたら、吹きつける冷たい風もほんの少し、気にならなくなった。
その星たちには月はあるのだろうか。
その星の大地からは他の惑星はどんなふうに見えているのだろうか。
私たちはいつか、その星に降り立ってみたりできるのだろうか。

陽は中天を過ぎて 2nd season

第二人生。 ここから歩いていこう、 鮮やかな夕映えのなかを。 大丈夫、自分はまだ生きている。

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