2016.12.07 13:33夜の雲海の底かと錯覚するほどの夜の中で僕は航路図を失い、航(ふね)は慣性だけで前へと進んでいる。航法など知らない。どんな夜にもこの目に著(しる)く輝いていた北辰も、もはや見出せない。手がかりを一切なくしても、航が動くかぎりは飛び続けられるのだろう。けれどそれもいつまでのことか。眼下の厚い雲の切れ間、夢のように地上の灯りがきらめいて、僕はこのまま最期が来るんだとしても、その時はこの景色を思い浮かべようと、夢を見るように終わろうと、そう願った。陽は中天を過ぎて 2nd season 第二人生。 ここから歩いていこう、 鮮やかな夕映えのなかを。 大丈夫、自分はまだ生きている。フォロー2016.12.08 14:25交差点にて2016.12.06 13:06考えることは変わらない0コメント1000 / 1000投稿
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