隣近所の気配

夜更けてとなりの部屋からしわぶきひとつ

安普請のせいか築年数のせいか、ラジオもつけず音楽もかけずにしんとしていると、隣の物音がうすぼんやりと聞こえてきたりする。ときには大きなくしゃみも聞こえてきたりするわけで、そんなときはびっくりすると同時に、お大事にね、という気持ちになったりもする。
隣人どころか、このアパートの住人とはまったく没交渉で誰とも面識がないのだけれど、かすかな生活音がときには迷惑にも思える反面、人の気配というものを感じさせて、気持ちを安定させてくれているのかもしれない。
そう考えると、真夜中でも朝でも遠慮のない、真上の住人の重量級の足音も、精神安定剤のひとつと言えるか。

陽は中天を過ぎて 2nd season

第二人生。 ここから歩いていこう、 鮮やかな夕映えのなかを。 大丈夫、自分はまだ生きている。

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