暮らしをちいさく。

昼間に東京で停電があったと聞いたのはもう7時を過ぎて机を片づけていた時のことで、同じ東京にいながらなんの影響もなく、停電なんぞが起きていたともつゆ知らず、いつものように仕事をしていたことが、不思議なような可笑しいような気がした。
うちのあたりはどうだったんだろう、ひょっとして冷蔵庫が止まっているかも、冷蔵庫はすかすかだから問題ないとして冷凍庫のほうはけっこうぎっしり詰まっているからなあ、溶けてたりしたら嫌だなあ、なんぞとあれこれ考えながら帰宅してみると、こちらもまったく変わったところもなくてひと安心。

季節の変わり目は服の入れ替えやら毛布の出し入れやらで部屋が片付かないのでちょっとばかりストレスがたまる。
以前のように1日でぱっとやってしまうことができなくなってきたし、その度合いが次第にひどくなっていっている気がする。こういう身体的・精神的な変化が汚部屋の第一歩なんじゃなかろうか。そう思うと最近流行りのミニマリストの人たちみたいにすべてをバッサリ捨ててしまいたくもなるのだけど、なかなかそんな踏ん切りをつけられるものでもなくて。
けれど、時々心をかすめるのは、今まで生きてきたのと同じだけの時間をこれから生きる保証はない、ということ。であれば、ミニマリストとはいかなくても、すこしこの暮らしをちいさく変えていく工夫は必要なのかもしれない。

陽は中天を過ぎて 2nd season

第二人生。 ここから歩いていこう、 鮮やかな夕映えのなかを。 大丈夫、自分はまだ生きている。

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