自堕落な午後

髪を切りに行った。
そのあと時間をつかえるように、早めの時刻に予約したのに、美容室を出た時には空腹ともあいまってどこにも行かずなにもせず、まっすぐ家に帰ってきた。
曇り空で暑くはなかったけれど、湿気を含んだ空気の中を歩いてきたせいか、なんだか喉が渇いて昼間だというのにワインを飲んだのが運の尽き。
いいぐあいに身体がほぐれて、気がついたらベッドで眠っていた。
開け放した窓から盆踊りの音楽が聞こえてきて目が覚める。
外は夕暮れ。うすく紫がかった空に綿雲がうかぶ。
ひとりでいることの自由さと淋しさと。
すこし歩いてこようか。

陽は中天を過ぎて 2nd season

第二人生。 ここから歩いていこう、 鮮やかな夕映えのなかを。 大丈夫、自分はまだ生きている。

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