ストーカーでもないのに
昨日春一番が吹いたとは思えないような肌寒い曇り空の昼下がり、先週の睡眠不足を補うように惰眠を貪っていたら、頭上でどしんどしん!と足音が響いて眠りを破られた。
またか… 今日はいちだんと荒ぶってるじゃないの。なんかイラついているのかね、そういう時はジャコでもかじりたまえよ、と呟きながら毛布を引きかぶり、しつこく昼寝を続行。睡魔はすぐそこにいて、いつでも自分を眠りに引き込んでくれる。
それにしても、上の階の住人が引っ越してきた当初は腹が立って腹が立ってしようがなかった。もう一年くらいになるか、いやもっと経ったろうか? 彼女はとにかく足音がものすごくて、静かな家で物音を立てないように育てられた自分には許容範囲を超えていた。思わずびくっとするような振動が真夜中に伝わってきたりすれば、時間考えろよー、と思うのも当然じゃなかろうか。
築数十年で経年劣化が進んでいるのか、上の階の住人の生活音は、聞きたくなくても聞こえてしまう。
夜12時近く、上の廊下から響いてくるヒールの音。そのカツカツした高い音が止むと、今度は頭上でどすんどすんと足音が響く。直前までのヒールの音と全然結びつかない、お相撲さんかと疑いたくなるくらい、重量のある足音だ。そしてお風呂にお湯をはる水の音が続く。
朝6時、自分が目を覚ますのと前後して、飛び起きたとおぼしい激しい足音。そして時々朝から洗濯機を回す音。
べつにストーカーじゃないんだけど、ふつうにこれだけの音が漏れ聞こえてしまう。
騒音と思えばこちらの苛立ちも募るけれど、いつの頃からだったか、これも日常生活の一部として受け入れられるようになったので、真夜中を過ぎても廊下も頭上もシンとしていれば微妙に心配になるし、帰ってきた足音がすればうるさいけれども、おつかれさん、と思うようになった。
なったけれども今日は荒ぶりすぎ…
お願い、週末はもう少し静かに眠らせて。
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