空の色

台風一過。
部屋の窓から見えた空はくっきりと濃い青でどこか橙色の光の粒をはらんでいるようだったのに、電車から眺める広い空は遠くに薄い紗のような白い雲を流して秋の色をしていた。車窓をよぎるマンションの隙間に、かすかに青い富士山の影。
職場の最寄駅に着いてみれば、両端を高いビルで限られた長方形の空はやっぱり濃い青色をしていて、不思議に思う。見える空の範囲が濃淡の感覚と関係するのだろうか。

陽は中天を過ぎて 2nd season

第二人生。 ここから歩いていこう、 鮮やかな夕映えのなかを。 大丈夫、自分はまだ生きている。

0コメント

  • 1000 / 1000